拠点の拡張やキャラクターの強化も進み、すっかり『The 7th Citadel』の世界にのめり込んでいる皆さん。しかし、現実世界ではこんな問題に直面していませんか?「もう夜遅いから寝たいけど、テーブルいっぱいに広げたマップやカードはどうすればいいの?」「次の休みまで、ずっとこのままテーブルを占領し続けるしかないの?」
1つの脅威をクリアするのに15〜30時間もかかる本作において、ぶっ通しでプレイすることは現実的ではありません。かといって、複雑な盤面の状態をスマホの写真だけで記録して、無理やり箱に詰め込むのは不安ですよね。
ご安心ください!前作から正統進化した本作には、「どんなに盤面が広がっていても、5分で完全に中断(セーブ)し、次回5分で全く同じ状態から再開(ロード)できる」という、魔法のような専用のセーブシステムが搭載されています。
本記事では、分厚いルールブックに散らばっている「セーブ&ロードの正しい手順」を、1つの完璧なガイドとしてまとめました。この「片付けの作法」さえマスターしてしまえば、あなたは「まとまった時間が取れないから遊べない」という重ゲー特有のジレンマから完全に解放されます。平日夜の数時間だけでもサクッと遊べる、極上の長期キャンペーン体験を自分のペースで味わい尽くしましょう!
なぜ『The 7th Citadel』において「セーブ術」が重要なのか?
ルール解説シリーズの最終回に「お片付け」の話を持ってくるのには、明確な理由があります。それは、本作が1つのキャンペーン(脅威)をクリアするのに15時間〜30時間以上かかる「超・長編ゲーム」だからです。
1,000枚のカードと複雑な盤面を「箱」に収める魔法の手順
一般的な重ゲーであれば、週末に丸一日予定を空けるか、数日間にわたって「ダイニングテーブルの上にゲームを広げっぱなしにする」しかありません。しかし、日本の住宅事情において、それはあまりにもハードルが高すぎますよね。
『The 7th Citadel』は、この問題を「魔法のようなセーブシステム」で解決しています。テーブルの上に複雑に展開されたマップ、各プレイヤーの手札や体力の状態、そしてすでに起きたイベントの数々……。これらすべての状況を、専用の「Save(セーブ)カード」と箱のインデックス(仕切り)を使って、状態を完全に保存したまま箱の中に収納できるのです。
慣れれば5分!「出しっぱなし」にしなくて良いというメリット
ルールブックのセーブ手順を初めて読むと少し複雑に感じるかもしれませんが、一度やり方を覚えてしまえば「セーブ(片付け)に5分、ロード(再開)に5分」しかかかりません。
この圧倒的な手軽さにより、「休日にガッツリ遊ばなきゃ」というプレッシャーから解放されます。「平日の夜、仕事終わりに1〜2時間だけ荒野を探索して、キリの良いところでセーブして箱にしまう」という、まるでテレビゲームのRPGのようなプレイスタイルがボードゲームで可能になるのです。このシステムこそが、本作を「究極のソロ&協力キャンペーンゲーム」たらしめている最大の要因と言っても過言ではありません。
ステップバイステップ:冒険を一時停止する「セーブ」の手順
それでは、実際にゲームを中断して箱にしまうための具体的な手順を解説します。最初は少し手間に感じるかもしれませんが、専用の「セーブ用仕切りカード(Saveカード)」の指示に従ってカードを挟んでいくだけなので、非常にシステマチックにできています。
手順1:プレイヤーの状態(手札・デッキ・ライフ)の固定
まずは、プレイヤーごとの現在の状態を保存します。ゲームには専用の「セーブカード(Save Card)」が用意されており、これを使って個人のカードをひとまとめにします。
- アクションデッキと捨て札:現在の「アクションデッキ(山札)」と「捨て札(Discard Pile)」を、それぞれ指定されたセーブカードの下に重ねて保管します。これらが混ざると大惨事になるので慎重に!
- 手札と装備:現在持っている手札(スキルカード)や、装備しているアイテムカードも同様にセーブカードと一緒にまとめます。
- ライフポイント:現在のライフダイヤルの数値をそのままにして箱の空きスペースにしまうか、心配な場合は「Citadel Leaflet(記録用紙)」の端にメモしておきましょう。
手順2:現在地の記録(Saveカードと地形カードの収納)
次に、テーブルの上に大きく広がっている「マップ」を片付けます。
全員のキャラクターフィギュアが置かれている「現在地の地形カード(Terrain Card)」と、そのカードに付随しているイベントカードなどを1セットにまとめ、専用のセーブカードと一緒に保管します。
※注意:現在地「以外」のテーブルに広がっている地形カードや探索カードは、このタイミングですべて所定の場所(後述の「過去」、または箱のインデックス)に戻して片付けます。
手順3:進行中のクエストと「過去(The Past)」の整理
探索を終えて不要になったカードの捨て場である「過去(The Past)」の山。これも絶対にシャッフルして箱の元の番号位置に戻してはいけません!
箱の中には「The Past」という専用のディバイダー(仕切り板)があります。テーブルの脇に積み上げていた「過去」の山は、そのまま崩さずにこの仕切りの後ろにそっと収納してください。これにより、次回ロード時にも「すでに探索済みの場所」の記憶がしっかりと引き継がれる仕組みになっています。
箱の中の「セーブ専用スロット」へ正しく収める方法
最後に、手順1〜3でまとめた「プレイヤーごとのセーブの束」と「現在地マップのセーブの束」を、箱の中の専用スロット(仕切りの間)に差し込みます。
これでセーブ処理はすべて完了です!テーブルの上はすっかり綺麗になり、あなたは安心して眠りにつくことができます。この状態であれば、箱を立てて棚にしまってもデータ(カードの並び)が崩れることはありません。
続きから遊ぶ!「ロード(再開)」の手順
次の休日や、平日の夜に少しだけ時間ができたとき。箱を開けてからわずか5分で、前回のヒリヒリするような冒険の続きをテーブルに復元できます。ロード(再開)の手順は、セーブの逆を行うだけなので非常にシンプルです。
地形カードの再配置とセーブカードの読み替え
まずは箱のセーブスロットから「現在地マップのセーブの束」を取り出します。
束からセーブカードを外し、挟まれていた「地形カード」とそれに付随するイベントカードなどをテーブルの中央に表向きで配置します。そして、全プレイヤーのミニチュア(フィギュア)をその地形カードの上に乗せましょう。これで舞台のセットアップは完了です。(※「過去(The Past)」の束は箱の中の仕切りの後ろに入れたままにしておき、ゲーム中に指示があった時だけそこからカードを探せばOKです)
キャラクターの状態復元と「Citadel Leaflet」の確認
続いて、各プレイヤーは自分の「キャラクター用セーブの束」を取り出します。
- セーブカードに挟んで保管していた「アクションデッキ(山札)」と「捨て札」を、絶対に混ざらないように注意しながら自分の手元に置きます。
- 保管していた「手札」と「装備品(アイテム)」を自分のプレイエリアに並べます。
- 最後に、メモしておいた数値(またはそのままにしておいたダイヤル)を見て、ライフポイントを前回の状態に完璧に合わせます。
必要であれば「Citadel Leaflet(記録用紙)」を開き、現在の拠点(シタデル)の状況や進行中の目的(脅威)をメンバー全員でおさらいしておきましょう。用済みとなったセーブカードを箱の所定の位置に戻せば、ロード完了です!さあ、再び荒野へと足を踏み入れましょう。
より快適に遊ぶためのセーブ管理テクニック
公式のセーブ手順をマスターしたあなたに、より安全で快適にキャンペーンを管理するためのちょっとした裏技(ゲーマーの知恵)を2つご紹介します。
複数のキャンペーンを並行して遊ぶための「小分け袋」活用術
「平日は一人でじっくりソロプレイを進めたいけど、週末は友人と別のキャラクターでマルチプレイのキャンペーンを遊びたい!」という場合もあるでしょう。
基本的には箱のセーブスロットで管理可能ですが、別々のキャンペーンの束が箱の中で混ざってしまうのが不安な方は、100円ショップなどで買える「チャック付きの小分け袋(ジップ袋)」を活用するのがおすすめです。ソロ用、マルチ用とプレイヤーごとにデッキや手札を別々の小分け袋に入れてからセーブスロットに収納することで、管理の確実性が格段に上がります。
スマホの「写真」を最強のバックアップにする
どんなに完璧なセーブシステムでも、ヒューマンエラー(片付ける時にうっかりカードを落として混ざってしまった、家族が箱をひっくり返してしまった等)は起こり得ます。
それを防ぐための最強の自衛手段が、セーブする直前に「テーブル全体の盤面」と「キャラクターの手元(ダイヤルの数値など)」をスマホのカメラで撮影しておくことです。たった数秒の手間ですが、これをしておくだけで、万が一セーブデータ(カードの束)が崩れてしまっても、写真を見ながら完全に復元できるという絶大な安心感に繋がります。
おわりに:城塞の歴史をあなたの手で刻もう
ルール解説シリーズ全5回を終えて
ここまでお疲れ様でした!「準備編」でのコンポーネント整理に始まり、「基本編」での探索とアクション処理、「応用編」での街の再建、そして今回の「システム編」でのセーブ手順まで。
この全5回のシリーズを読破したあなたは、もう『The 7th Citadel』の複雑なシステムにおいて迷うことは何一つありません。分厚い英語のルールブック(40ページ超!)を自力で解読するという最大の壁は、すでに突破されています。
言語の壁を越え、最高の冒険体験へ!
カードに書かれているフレーバーテキストや物語の選択肢は英語ですが、今はスマートフォンの翻訳アプリ(Googleレンズなど)をかざすだけで、リアルタイムで日本語の物語が画面に浮かび上がる時代です。
ルールの処理はこのブログの知識でサクサクと進め、目の前に広がるダークファンタジーの物語には翻訳アプリを使って100%没入する。このプレイスタイルさえ確立できれば、本作はあなたにとって「一生記憶に残る、最高のオープンワールド・ボードゲーム体験」となることをお約束します。
さあ、準備はすべて整いました。崩壊ゆく世界に希望の光を灯すため、あなただけの城塞(シタデル)の歴史をその手で刻みに行きましょう!いってらっしゃい!




