未知の惑星でのスリリングな冒険を終え、母船へと帰還したISSヴァンガード号。しかし、そこで待ち構えていたのは「膨大なカードとバインダーをどう扱えばいいの?」「船内管理のステップが多すぎて、何から手を付ければいいかわからない…」という新たな悩みではありませんか? せっかく手に入れた貴重なサンプルや経験も、使いこなせなければ宝の持ち腐れ。複雑なバインダー(Ship Book)の操作を前に、プレイを中断したくなる気持ち、よくわかります。
でも、安心してください! この記事では、ISSヴァンガードのもう一つの主役である「船内管理フェイズ」の進め方と、専用バインダーの仕組みを初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。 実は、船内管理は決まったステップに沿って進めるだけの「育成・開発の楽しい時間」です。ルールを一度整理してしまえば、バインダーにカードを差し込んで船が目に見えて強化されていく過程は、他のボードゲームでは味わえない最高の快感に変わります。
この記事を読み終える頃には、船内管理への苦手意識は消え、次なる星系へ挑むための最強の宇宙船を作り上げる準備が整っているはずです。 クルーの傷を癒やし、未知のテクノロジーを解明して、人類の希望であるISSヴァンガード号をあなた自身の手で進化させていきましょう!
船内管理フェイズ(Ship Phase)とは?母船とクルーの育成パート
惑星探査が「現場での過酷なミッション」だとすれば、船内管理フェイズ(Ship Phase)は「本部での内政・育成」にあたります。探索を終えて母船に帰還したクルーたちを休ませ、持ち帰ったアイテムを使って部隊全体を強化していく、RPGでいうところの「街に帰って装備を整え、レベルアップする時間」です。
本作の最大の特徴!専用コンポーネント「Ship Book(バインダー)」
このフェイズで主役となるのが、ISSヴァンガードのコンポーネントの中でもひときわ目を引く「Ship Book(シップブック)」です。
これは単なる紙のボードや冊子ではなく、透明なカードポケットがたくさん付いた専用のリングバインダーになっています。プレイヤーはこのバインダーのポケットに「研究可能な技術」「生産できる装備」「待機中のクルー」などのカードを直接差し込んで管理を行います。
ゲームを進めて新しい技術や施設(モジュール)を獲得するたびに、バインダーの空きポケットにカードがどんどん追加されていきます。パラパラとページをめくるだけで現在の船の状況がひと目でわかり、視覚的にも「自分たちの船が進化している!」という確かな達成感を味わえる画期的なシステムです。
探索の成果を活かす:サンプル研究とクルーの治療
船内管理フェイズで行う主な目的は、大きく分けて以下の2つです。
- クルーの回復と育成: 危険な惑星で負った傷(負傷カード)を医療施設で治療し、ミッションで得た経験値を使ってクルーを昇格(ランクアップ)させます。
- 技術開発と船の強化: 惑星から持ち帰った未知の植物や鉱物、エイリアンのアーティファクト(ディスカバリーカード)を解析します。そこから得た知識で、探索を有利にする強力な装備品や、船の新しい機能を開発します。
これらの準備を万全に整えることで、次に向かうさらに過酷な星系での生存率がグッと上がります。じっくりと時間をかけて、最高のチームを作り上げましょう。
船内管理フェイズの基本的な手順とステップ
船内管理フェイズは、Ship Book(バインダー)のページをめくりながら、決められた手順(ステップ)に沿って順番に進めていきます。各セクションの担当プレイヤーが相談しながら、以下の流れで船を運用していきます。
1. クルーの管理:傷ついた仲間の回復と経験値の割り振り
まずは、過酷な探査から帰還したクルーたちのケアを行います。
- 回復(Recovery): 医療施設を利用し、クルーが受けてしまった「負傷カード」を取り除きます。十分な治療を行わないと、次のミッションに出撃できなかったり、後遺症が残ったりするため、優先的に対応しましょう。
- 育成(Barracks): ミッションで獲得した経験値(XP)を消費して、クルーを「ランクアップ(昇格)」させます。新兵からベテランへと成長すると、ダイスの出目を変える強力なスキルを覚えたり、より強力なダイスを振れるようになったりと、目に見えて頼もしくなります。
2. 研究(Research):持ち帰った未知の発見を解析する
サイエンス部門が最も輝くステップです。 惑星で手に入れた「ディスカバリーカード(発見物)」には、未知の生物(Bio)や異星の技術(Tech)などの種類があります。これらをバインダーの研究スロットに差し込み、指定されたリソースを消費することで解析を進めます。 研究が完了すると、新しい装備の設計図(設計図カード)が手に入ったり、船の新しい機能がアンロックされたりします。「この謎の鉱石を解析すれば、強力な武器が作れるかも!」というワクワク感はたまりません。
3. 生産(Production):新たな装備やモジュールを開発する
エンジニアリング部門の腕の見せ所です。 研究ステップで手に入れた「設計図」をもとに、実際に使えるアイテムを作り出します。船の「生産力」と必要な素材(エネルギーや資材など)を消費して、クルーが装備する武器やアーマー、あるいは降下船(ランダー)を強化するパーツを製造します。 完成した装備カードは、次回の惑星探査フェイズからすぐに持っていくことができます。
4. 船のアップグレード:より困難な任務に向けて設備を拡張する
船全体の機能(モジュール)を拡張するステップです。 ISSヴァンガード号自体に新しい施設を建設(バインダーに新しいカードを追加)することで、船のエネルギー最大値を増やしたり、新しい研究施設を作ったりすることができます。 ミッションが進むにつれて敵や環境はどんどん苛烈になっていくため、クルーの装備だけでなく、母船そのもののアップグレードがキャンペーン生き残りの必須条件となります。
次なる未知の星系へ!探索の準備と進行
船内管理フェイズのすべてのステップを終え、クルーの治療や新しい装備の生産が完了したら、いよいよ次の冒険に向けた最終準備に入ります。
状況の更新と新しいミッション(目的地)の選択
船内管理の最後には「ブリッジ(Bridge)」ステップが待っています。ここでは、キャンペーン全体の状況(Situation)を進めたり、ログブックの指示に従って新しい星系への航路を開拓したりします。 星系マップ(System Map)を広げ、「次はどの惑星に降下して、どのミッションに挑むか」をチーム全員で相談して決定します。準備が整えば、新しいクルーと強力な装備をランダーに積み込み、再び「惑星探査フェイズ」へと突入していくことになります。
便利なセーブ機能:キャンペーンを保存して次回に持ち越す方法
ISSヴァンガードは何十時間もかかる長編キャンペーンゲームなので、1日でクリアすることはできません。そこで非常に役立つのが、ゲームの進行状況をそのまま箱にしまえる「セーブ機能」です。
船内管理フェイズの終了時など、キリの良いタイミングでゲームを中断することができます。 セーブ専用のトレイや、「現在の船の状況」「各プレイヤーのデッキ」をそのまま収納できる仕切りがコンポーネントに美しく用意されているため、次回プレイする時はその状態からスムーズに再開できます。まるでテレビゲームのような感覚で、長期間にわたってじっくりと宇宙の旅を楽しむことができるのです。
まとめ:母船を強化して、より過酷なミッションへ挑もう!
今回の記事では、ISSヴァンガードのもう一つのメインパートである「船内管理フェイズ」の遊び方と、バインダーの仕組みを解説しました。重要ポイントを振り返りましょう。
- Ship Book(バインダー): カードを直接ポケットに差し込んでいく、直感的でワクワクする船の管理・育成システムです。
- クルーの回復と育成: 次の過酷な探査に向けて、負傷を治療し、経験値を使ってクルーを昇格させます。
- 未知の研究と生産: 持ち帰ったサンプルを解析し、強力な装備や新しい船のモジュールを開発します。
- セーブ機能の活用: キリの良いところで状態を保存し、長編キャンペーンを無理なく進めることができます。
なお、本記事は公式のリソースページで公開されている「公式ルールドキュメント」の内容を基に、遊び方の要点を日本語で要約・解説したものです。より詳細なルールや正確な定義を確認したい場合は、必ず以下の公式ルールブック(PDF)も併せて参照してください。
👉 ISS Vanguard Official Resources (English Rulebook PDF)
これで、ゲームの2大サイクルである「惑星探査」と「船内管理」の基本はバッチリです。ぜひ自信を持って、広大な宇宙へと旅立ってください!
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駿河屋:ボードゲームISS・バンガード 英語版 (ISS Vanguard)
次の記事はこちら
最後の仕上げとして、次回の記事では「よくある質問(FAQ)と用語集」をまとめます。 プレイ中に「このアイコンの意味なんだっけ?」「こういう時はどう処理するの?」と迷った際に、サッと確認できる辞書代わりとしてご活用ください!
👉【ISS ヴァンガード】日本語ルール解説(4) よくある質問・用語集とつまずきやすいポイント]




